私たちが「紙のチケット」を使わない理由

ルヴァンが「紙のチケット」を使っていない理由

アンサンブル・ルヴァンではこれまでにも主催公演を行ってきました。

その中で、一つの試みとして第一回の主催公演2019年1月の“ONE”CONCERT〜KANSYA〜の時から行っていることがあります。

それが、クラシックコンサートでは当たり前の「紙のチケット」を作らない。

ということ。

もちろん、お客様によっては「紙のチケット」や当日配布される「プログラム」を、保存して『思い出』として残されておられる方もいらっしゃると思うので、そういった面で非常に申し訳ない思いはあるのですが…（プログラムは配布しております！）

それをおいても、出演者やお客様の様々な手間を減らすために、ご来場いただくお客様には「紙のチケット」の代わりに「チケットメール」を発行しコンサートの当日受付でその『メール画面をご提示』いただくようにしています。

チケットを紙ではなく「メール」にしている一番の理由は、

クラシックコンサートの開演前などに割と受付でよく見かける、

当日受付でのチケット引き換え＝「取り置きチケットの扱い」

を無くすため。

この「取り置きチケットの扱い」は、『奏者や主催者から公演のチケットを買ったけど当日まで直接受け取るタイミングがない方』方のために行われているやり方で、

お客様は受付で自分の名前を言ってチケット（と未精算の場合は代金）を引き換えます。

しかしこの方法だと、客席数が大きなコンサートホールの公演などの場合、「取り置きチケット」が増えてしまい、

受付前に長蛇の列ができている…

という光景を見かけたりします。

そういった「入場までの待ち時間」を無くすため、また何より

せっかくお金を払って自分たちのコンサートを聴きにきてくださるお客様に当日はなるべく「ストレスなく」ホールにご入場いただくため

に、ルヴァンの主催公演では原則的に「チケットメール」という形を取らせていただくようになりました。

幸いなことに今までこの「チケットメール」に関してご意見や苦情、ハプニングがないないということもあり、

今回2月に行う『2つの贈りもの』公演（24日『ファミリーコンサート』と27日『レギュラーコンサート』）でも「チケットメール」を導入させていただいております。

チケットメールの画像はこちらのストーリーでもご覧いただけます。（参考）（episode3）家族みんなで楽しむコンサート

こういった理由から、これまで主催公演で「チケットメール」を導入してきた私たちアンサンブル・ルヴァンですが、なんと！

この度初めて「紙のチケット」を発行させていただくことになりました。

その理由はとてもシンプルで、

会場となる「北とぴあ」のチケット窓口で公演のチケットを取り扱っていただくから

です。

今回、ルヴァンが2月に行う2つのコンサートはどちらも（公財）北区文化振興財団様より後援をいただいて行う公演となっております。

そうった経緯もあって、財団管理のホールでもある「北とぴあ１階チケット窓口」にチケットを預けさせていただくことになりました。

これまでは紙のチケットを発行していなかったルヴァンですが、

窓口でのチケット販売だと、

お客様は、直接その場でチケットを購入することができる

一方、

主催（アンサンブル・ルヴァン）としては、危惧している「チケットの当日引き換え」も起こらない。

ということで、お客様にも全くデメリットがないため今回「紙のチケット」を発行し、窓口に預けさせていただきました。

ちなみに、先日、北とぴあのチケット窓口にチケットを預けに行った際、ご対応いただいた受付の方がとても気持ちの良い接客をしてくださり、お願いしているこちらまであったかい気持ちになりました。

（受付は北とぴあの正面入り口入ってすぐ左手にあります。）

そういった訳で、今回の2020年2月の公演では奏者や団体【公演情報】ページから直接チケットをお申し込みいただく場合には、これまで同様「チケットメール」で対応しておりますが、アンサンブル・ルヴァンとしては珍しい「紙のチケット」も窓口でご購入いただけます。

もしも「どうしても紙のチケットが欲しい」という方は、ウェブやお電話からお申込みいただいた場合でも、紙のチケットをお渡しいたしますので希望される方はお気軽にお問い合わせください。

なお、北とぴあのチケット窓口では、『2020年1月28日（水）』より2公演両方のチケットを取り扱っていただいております。

（episode15）だれもが演奏会に行きやすくするための『導線』の工夫