人それぞれ違う一番「いい形」
先日の北区ニュース反響の記事でご案内した通り今回の公演の北区ご招待枠にはたくさんのご応募をいただきました。
(episode13)『北区ニュース』のご招待に応募くださった方へ
財団からお返事を葉書で出していただいたのですが、そこには改めて『北区の方はチケット最大半額』と記載をしていただいております。
数日後、その葉書を見たご年配の女性のお客様から
「行きたいのだけどチケットはどうしたら良いのかしら?」
というお問い合わせをお電話でいただきました。
今回私たちが用意しているチケット受付方法は大きく2つで
①団体経由で発行する「チケットメール」
②北とぴあ一回窓口で「紙のチケット」購入
があります。
①のチケットメールはやりとりも楽なので確かに便利なのですが、ひとつ大きな問題があります。
それは、
メールやウェブに慣れていない人、携帯が古い人にとっては不便
ということ。
当たり前といえば当たり前ですが、
メールやウェブに慣れていないと「申し込みフォーム」自体にうまくアクセスできません。
(申し込みフォームをガラケー用にする方法はあるのか…)
またそもそも古いタイプの携帯だとチケットメールに添付する画像が上手く開けない可能性もあります。
(これに関してはチケット画像を「四角」にした方が良かった…。)
お問い合わせくださったお客様も「携帯が古くメールが苦手」ということだったので北とぴあの窓口をご案内させていただきました。
今回とてもありがたいことに、私たちの演奏会に初めて足を運んでくださるお客様からの問い合わせを多くいただいております。
一見「便利」そうなメール形式のチケットが「不便」な方もいる
ことを一般のお客様と改めてやり取りする中でこのことを再認識することができました。
みんなが「演奏会」に行きやすくするために
「演奏会」を企画すると老若男女問わず多くのお客様が来てくださいます。
その中にはメールやクレジットカード決済、キャッシュレスに慣れている世代もいれば慣れていない世代の方も当然いらっしゃいます。
すると、
ある世代にとって便利なものはある特定の層には逆に不便
ということが起こってしまいます。従来通りの
紙のチケットを用意し「当日精算する」
ことは誰にでもわかりやすいという点ではやはり理に適っていますが、以前ストーリーにも書いた通り「開演前に受付が混雑する」危険があり一長一短です。
ただ、「お金」が「紙」から「キャッシュレス」になったように演奏会のチケットも今後「レス化」する可能性はとても高いと思います。
となると演奏会を企画する側も
全ての(世代の)方にとってストレスなく演奏会に足を運ぶことができる
工夫をすることが今後必要で、
全ての人が演奏会に行きやすくなるための『導線』を作っておくことがとても大切な気がします。
今後の演奏会企画に生かせそうな貴重な発見でした。
〜おまけ〜
『導線』を英語にすると “Conductor”なんだそうです。指揮者を置かない私たちEnsemble Leventにも導線というなのConductorは必要みたい。
【公演情報(親子公演)】
3世代で楽しむ!ルヴァン・ファミリーコンサート
2020年2月24日(月祝)14:00〜北とぴあつつじホールにて開催するルヴァン初の「ファミリーコンサート」です。
【公演情報(定期公演)】
Ensemble Levent 5th concert
13人で奏でるウインド・アンサンブルの名曲〜巨匠フレデリック・フェネルを讃えて〜
Ensemble Levent5回目となる定期公演。今回は13人という小編成で『アルメニアンダンス』や『吹奏楽のための第一組曲』など、吹奏楽に関わった人なら一度は耳にしたことがあるであろう名曲に挑みます。
(episode4)ファミリーコンサートで聴ける曲とできる体験
(episode6)オリンピックイヤーに『パプリカ』を踊ろう!
(episode7)『北区ニュース』に取り上げられました〜知らない人と出会うきっかけづくり
(episode10)ルヴァンと一緒に公演を盛り上げてくださる方を募集します
(episode12)音楽家想いの建設会社『越野建設』の特徴とその魅力〜協賛企業〜
(episode13)『北区ニュース』のご招待に応募くださった方へ