“ONE”CONCERT〜FUEIRO〜

(English site from HERE)

この度、当団体Ensemble Leventは、港区が行なう文化助成事業「令和元年度港区文化芸術活動サポート事業助成団体」としてサロンコンサートと室内楽のコンサートをそれぞれ行わせていただく運びとなりました。

本公演では、和と洋の“笛”にスポットをあてて、尺八+木管五重奏による公演を行います。2020年の東京オリンピック開催も控え、まさに異文化交流の中心地となる港区において多くの方々に楽しんでいただける異文化交流の場になればと思います。beyond2020プログラム認証公演。

公演等一覧

【公演A】和と洋の笛とその音色 
日時:10月6日(日)14:00
会場:メロディヤ南青山

【公開リハーサル】未就学児OK!本物を間近で聴く
日時:11月1日(金)11:00
会場:メロディヤ南青山

【公演B】“ONE”CONCERT〜FUEIRO〜
日時:11月3日(日)15:00
会場:銕仙会能楽研修所(表参道)

出演

尺八:
寄田真見乃

Ensemble Levent Wind Quintet(木管五重奏):
石田彩子(フルート)
佐竹真登(オーボエ)
西澤いずみ(クラリネット)
大内秀介(ファゴット)
能瀬愛加(ホルン)

プログラム

【公演A】
鹿の遠音/尺八楽古典本曲【尺八独奏】
“夜のガスパール”より水の精【ピアノ独奏】
フルートソナタホ短調/J.S.バッハ【フルート独奏】
春の海/宮城道雄【尺八+フルート】

【公演B】
鶴の巣籠/尺八楽古典本曲【尺八独奏】
胡笳の歌/野村正峰:【尺八独奏】
木管5重奏のための3つの小品/J.イベール【木管5重奏】
小組曲/C.ドビュッシー【木管5重奏】
白鳥/サン=サーンス【尺八+木管5重奏】
日本組曲第一番/別宮貞雄【木管5重奏】
証城寺のスケルツォ/江戸信吾【尺八+木管5重奏】

 

チケット 月1日(日)発売開始

*全席自由・消費税込

10月6日(日)和と洋の笛とその音色
一般チケット:3,000円
区民チケット:2,000円
*区民チケットは港区民限定で購入いただけるチケットです。
*定員40名に達し次第締め切ります。

(活動報告→)港区文化芸術活動サポート事業|フルートと尺八によるサロンコンサート

11月3日(日)“ONE”CONCERT〜FUEIRO〜
一般チケット:4,000円
区民チケット:3,000円
会員チケット:3,000円
特別チケット:8,000円(指定席・10席限定)
*区民チケットは港区民限定で購入いただけるチケットです。
*会員チケットはルヴァン・クラブ会員限定で購入いただけるチケットです。
*特別チケットはご覧いただきやすい指定席に加え、寄田真見乃のCD(世界最大楽器博物館MIM所蔵非売品・サイン入り)をプレゼントいたします。

セット券
一般チケット:6,500円
区民チケット:4,500円
特別チケット:10,000円(指定席・10席限定)
*両公演ともにお楽しみいただけるお得なチケットです。
*枚数に限りがございますのでお早めにお申し込みください。

企画概要

公演A 和と洋の笛とその音色

本公演(公演B)をより楽しんでいただくために尺八奏者寄田真見乃とフルート奏者石田彩子によるお話も交えたワークショップ形式のコンサート。

当日は、港区南青山にあるサロンホール「メロディヤ南青山」にてお茶やお菓子もご用意してアットホームな雰囲気でそれぞれの楽器の魅力に触れていただきます。

(活動報告→)港区文化芸術活動サポート事業|フルートと尺八によるサロンコンサート

公開リハーサル 未就学児OK!本物を間近で聴く

「クラシックのコンサートに足を運んでみたいけれどまだ子供も小さくなかなか行きづらい」

私たちはそんな普段コンサートに足を運びづらい小さなお子様にもなるべく「本物の音楽」を聞いて欲しいと考えます。

本公演(公演B)は会場の都合上、未就学児のお子様にはお越しいただくことができないのですが、この公開リハーサルでは小さなお子様やその保護者の方にもお気軽に生の音を無料で楽しんでいただけます。

公演B “ONE”CONCERT〜FUEIRO〜

本事業のメイン公演です。管打楽器の魅力を伝える公演として行なってきた“ONE”CONCERTの第3回目として南青山にある銕仙会能楽研修所にて尺八と木管五重奏による公演を行います。

テーマは“笛色”。

和楽器である尺八と、西洋の楽器であるフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットという生まれの異なる木管楽器に焦点をあてて東西の「笛の音」をお楽しみいただくコンサートです。

尺八、木管五重奏それぞれのプログラムに加え今回の公演のために書き下ろした合同演奏の作品まで、これまでなかなか交わることのなかった東西の笛の可能性に迫ります。

出演者

寄田真見乃 Mamino Yorita

小学校3年、都山流尺八竹琳軒大師範 三好芫山氏に師事。
中学3年(15歳)で都山流師範に登第。日本初の最年少師範として新聞報道される。

15歳(高校1年)より、元アメリカ・オーバリン音楽大学客員教授 谷口嘉信氏(琴古流洗心窟大師範)に師事。琴古流尺八・仏教尺八・禅尺八及び尺八学全般を学ぶ。
同時期、人間国宝 二代目 青木鈴慕氏に「琴古流尺八本曲」や「三曲合奏曲」などの直伝を受ける。さらに、世界的尺八奏者 横山勝也氏に「古伝尺八本曲・海童道(わたづみどう)道曲」や「吾妻流本曲(福田蘭童曲)」や現代曲等、鎌倉時代から続く明暗流41世児島抱庵氏の薫陶直伝を受け、各師から賞賛を受ける。

異例の16歳(高校2年)で全国最年少の琴古流大師範を充許。準師範以上の平均年齢が63.5歳という尺八界において高校生でただ一人の大師範となる。高校時代、3年連続で全国高校総合文化祭に出場。人間国宝 山本邦山氏より賞賛を受けたほか、各師に讚称を受ける。

2009年、東京藝術大学(音楽学部 邦楽科 尺八専攻)入学。
翌年、デビューシングルCD『初音』を発刊。アメリカ最大の楽器博物館『MIM』に展示される。
19歳当時、すでに、古伝尺八本曲(海童道道曲・普化禅尺八本曲・琴古流尺八本曲・根笹派錦風流尺八本曲)を修了し、主要な三曲合奏曲、現代曲や歌謡曲を習得。 古伝尺八本曲の域に達する秘伝秘手も全て習得し、現代尺八界において稀有な存在として注目される。

21歳、プラハで開催された『Japonský den 2011』に特別ゲストとして招かれ、チェコ音楽博物館で駐チェコ共和国日本国大使同席のもと演奏。国営チェコTVでも演奏し、ヨーロッパ各地で放映された。

◆『NHK邦楽オーディション』合格。
◆『青山音楽賞・新人賞』受賞。
◆ 2年連続で『文化庁芸術祭参加公演』の承認を受け、京都・金剛能楽堂、京都・青山音楽記念館 バロックザールで『文化庁芸術祭参加公演 寄田真見乃尺八リサイタル』を行う。
◆ MIHO MUSEUMで『春の夜間特別開館 寄田真見乃 尺八リサイタル』を行う。
◆ DHCシアター『未来への伝統』に出演し、ANAの国際線で放映される。

石田彩子 Saiko Ishida

1990年生まれ。埼玉県出身。12歳よりフルートを始める。大宮光陵高等学校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。
これまでにフルートを、鈴木康恵、若土祥子、高木綾子、金昌国、中野富雄、木ノ脇道元、室内楽を寺本義明、三界秀実の各氏に師事。また、ジャッグズーン氏のマスタークラス受講。
第2回アジアフルートコンクール第1位(日本人初)。藝大モーニングコンサートにて、指揮尾高忠明による藝大フィルと尾高尚忠作曲フルート小協奏曲を共演。第18回フルートコンヴェンション アンサンブルアワード部門第3位。
フルートアンサンブル“FEAMS”のメンバーとしても意欲的に活動しており、ウィンズスコア社より発売の「アンサンブルコンテストコレクション」のレコーディングに参加。現在、フリー奏者として演奏活動に取り組んでいる他、指導にも力を入れている。

佐竹真登 Masato Satake

埼玉県出身。12歳よりオーボエを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学器楽科卒業、同大学大学院修士課程修了。第85回日本音楽コンクール第2位。
アフィニス夏の音楽祭2018に参加。木管三重奏団〈Trio Cravates〉メンバーとして活動。
M.デッカース、D.ヨナス、H.シェレンベルガー、M.ブルグ各氏のマスタークラスを受講。これまでに、小畑善昭、青山聖樹の各氏に師事。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団の契約団員を経て、現在、日本フィルハーモニー交響楽団オーボエ奏者。

西澤いずみ Izumi Nishizawa

さいたま市出身。東京藝術大学を経て同大学院修了。卒業時に学内で選抜され第32回ヤマハ新人管打楽器演奏会出演。第9回ジュニア管打楽器コンクール第1位。
現在は、木管六重奏団「Ensemble Pastel」「COSMOSEnsemble」のメンバーとして定期的にコンサートを行うなど、室内楽の分野でも積極的に活動中。これまでにクラリネットを桜井真理、秋山かえで、山本正治、三界秀実の各氏に、室内楽を寺本義明、岡本正之、日高剛、加藤洋之、山本正治の各氏に師事。

能瀬愛加 Aika Nose

石川県出身。12歳よりホルンを始める。小松市立高等学校芸術コース、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。同大学大学院音楽研究科修士課程修了。これまでにホルンを松田浚良、日髙剛、西條貴人、伴野涼介、五十畑勉、石山直城の各氏に師事。室内楽を古賀慎治、日高剛、和久井仁、山本正治、岡崎耕治、東誠三、五十畑勉、齋藤和志の各氏に師事。
現在、フリーランスの奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽などの演奏活動や、中高生への指導などを行なっている。

大内秀介 Shusuke Ouchi

京都府京都市出身。13歳よりファゴットを始める。 京都府洛南高校卒業を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科、同大学大学院音楽研究科卒業。
アフィニス夏の音楽祭2018山形に参加。
H・ユンク、P・マーテンス、M・ポスティンゲル、S・ダルティガロング、M.ラッツ、H・ドネヴェーク各氏のマスタークラスを受講。
ファゴットを水谷上総氏に、室内楽を山本正治、三界秀実、和久井仁、池田昭子、岡崎耕治の各氏に師事。
木管三重奏<Trio Cravates>のメンバーとして令和元年5月1日にデビューリサイタルを開催。
日本フィルハーモニー交響楽団ファゴット奏者。

チケット購入

本公演のチケットはこちらのチケット購入フォームよりご予約いただけます。

 チケット申し込み

ご不明な点などございましたらお気軽にお電話またはメールにてお問い合わせください。
チケットはお電話・メールでもお申し込み受け付けております。

主催:Ensemble Levent(アンサンブル・ルヴァン)
Tel:03−6260−8489
Mail:info@ensemblevent.com

事業概要

本事業の目的(事業計画書より)

・西洋と日本の音楽を対比する公演を実施することで新しい芸術的価値を認め、両者の文化的な魅力を探る。
・各楽器のワークショップを行い、初めて聴く人にとってもわかりやすく鑑賞できる機会を創出する。

本事業の目標(事業計画書より)

西洋と日本それぞれの音楽を、「笛」という観点で切り取ることで、相違点や共通点を浮き彫りにし芸術としての価値を発見する。また、今まではどちらか一方にしか(あるいは両方に)興味のなかった人に対し同時に両者の文化に触れる場を用意することで2020年東京オリンピックも視野に入れた異文化理解、日本音楽の発信の契機とする。

令和元年度港区文化芸術活動サポート事業

港区文化芸術活動サポート事業とは、区内で行われる多彩な文化芸術活動及びそれらの活動を行う団体を育成するため、港区文化芸術振興基金を活用し、経費の一部に対し助成金を交付するとともに、専門家によるアドバイスにより支援するものです。(港区公式HPより)

beyond2020プログラムとは

2020年以降を見据え、日本の強みである地域性豊かで多様性に富んだ文化を活かし、成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシーの創出に資する文化プログラムを「beyond2020プログラム」として認証し、ロゴマークを付与することで、オールジャパンで統一感を持って日本全国へ展開していきます。(beyond2020公式HPより)