2018年11月30日〜12月2日にかけて名古屋市港区で開催される一大イベント「アッセンブリッジ・ナゴヤ2018」に参加してきました。

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その中で全3回の公演を行ったのですが、今回はそのうちの1公演目

12月1日(土)音が弾ける!キッズコンサート

についての活動報告です。運営の方に取っていただいた写真と共に振り返っていきたいと思います。

 

音が弾ける!キッズコンサート

Ensemble Leventはもともと学校公演など教育的なプログラムにも力を入れており、今回のキッズコンサートのような小規模な子ども(親子)向けコンサートも実施させていただくことがあります。

名古屋に到着した翌日の土曜日お昼から、名古屋港からほど近い旧・名古屋税関港寮にて「音が弾ける!キッズコンサート」を行ってきました。

会場:旧・名古屋税関港寮
対象:子どもとその保護者向け
プログラム(40分):
・グレン・ミラー:茶色の小瓶
・J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
・L.アンダーソン:トランペット吹きの休日
・H.フィルモア:ボーンズ・トロンボーン
・M.キャルバート:組曲「モンテリジャンの丘」より
・森のくまさんin Jazz
・久石 譲:となりのトトロメドレー

 

オープニングは、会場後方の階段からグレンミラーの「茶色の小瓶」を演奏しながらの入場です。

突然現れた管楽器に子供達もびっくりしていましたが、とても楽しそうに聴いてくれていました。

続いては、クラシックのオリジナルからJ.S.バッハの「目覚めよと呼ぶ声あり」
オリジナルはオルガンのために書かれていますが、この曲編曲ではトランペットとチューバの2重奏から始まり次第に他の楽器が加わり次第に厳かな雰囲気になっていきます。

続いては楽器紹介の意味も込めてL.アンダーソン作曲の「トランペット吹きの休日」とH.フィルモア作曲の「ボーンズ・トロンボーン」の2曲をお届けしました。どちらもその楽器名が曲名に入っていることからもわかりますが、それぞれの楽器の特徴を存分に生かした一曲になっています。

金管楽器の音の仕組みを少し知っていただいたところで、

「トランペット吹きの休日」を演奏し、

運営の方が用意してくださった素敵な会場を、動き回るトランペットやトロンボーンに子どもたちや大人の方も興味を持ってくれていたようです。

ここで今回のプログラムでは唯一金管5重奏のオリジナル作品である、M.キャルバートの「モンテリジャンの丘」から1.マーチ、2.憂鬱なシャンソン、4.村人たちの踊りの3曲をお届け。どの楽章も耳馴染みがよく聴きやすい組曲です。

キッズコンサートですが、こうした「金管楽器の特性を一番活かせる曲」を通して子どもたちに金管楽器の魅力についても知って欲しいなと思い、プログラムに組み込みました。

そして、続いては「森のくまさん in Jazz」。この曲では会場に来ていただいたお客様にも「歌」で参加してもらいながらユーフォニアムやチューバの低音楽器をメインに聴いていただきました。

歌のお兄さんは役者経験もあるトロンボーン安井が、

「くまさん」のように巨体なチューバが活躍し、

ユーフォニアムをはじめそれぞれの楽器にもジャズ風のソロがあります。

最後は、子どもも大好きな「となりのトトロメドレー」です。よく知っている歌のメドレーには、会場のあちらこちらから自然と歌声が聞こえてきて、アットホームであたたかい雰囲気に会場が包まれていました。

最後アンコールとして、Ensemble Leventの金管5重奏ではおなじみのアンコールピース「アメージンググレース(カナディアンブラス)」をお届けして40分のコンサートはあっという間に終わってしまいました。

終演後も子どもたちや地域のお客様からあたたかい言葉をたくさんいただくことができ、非常に嬉しかったです。

こうして、たった40分間の演奏会を通して新しい街で新しい人と繋がることができるのは月並みな言い方ですが、本当に「音楽の力」だと感じます。

今回のキッズコンサートでは、お子様はもちろん、なるべく多くの世代のお客様に楽しんでいただけるようなプログラムを工夫しました。音楽の楽しさや、金管楽器やアンサンブルの「人を元気にする魅力」が伝わっていれば幸いです。

次の記事では、2日(日)に行った水族館コンサートの模様を報告しています。

(関連記事) → 水族館クラシックコンサート-アッセンブリッジ・ナゴヤ活動報告③-

 


Ensemble Leventではこうした「子ども(親子)向けのコンサートも各種実施しております。演奏依頼も受付けておりますので、興味のある方は一度お問い合わせください。

 

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