2018年8月28日。今年度も昨年に引き続いて北区文化振興財団の主催で行われた「吹奏楽強化ワークショップ」の講師をつとめさせていただきました。

こちらの講習会、北区の中高生を中心に「無料」で行われており、普段なかなか専門家のレッスンを受ける機会のない学校の生徒さんもレッスンを受けることができるとても貴重な企画だと思っています。

昨年度の講習会の様子はこちら→プロのレッスンを少しでも多くの子供が受けられるように

 

今回は、そんな今年の講習会の様子をまとめておきたいと思います。

 

内容

 

初心者コース(午前)

中級者コース(午前+午後)

講師演奏+成果発表(中級受講生成果発表)

 

午前は楽器を初めて1年未満の初心者の方を対象とした「音を出すための基礎の基礎」から学ぶ内容、午後は中級者を対象とした難易度をあげた内容で、成果発表で演奏するスウェアリンジェンのコラールなども使った実践的なレッスンを行いました。

受講人数

初心者コース(午前):70人

中級者コース(午前+午後):33人

合計:103人(延べ人数)

今年も去年同様北区の中学生が中心となり述べ100名以上の生徒さんにご参加いただきました。

 

講師一覧

今回は下記のルヴァンメンバー(一部エキストラ)がレッスンの講師をつとめました。

・フルート 満丸彬人
・クラリネット 西澤いずみ
・サックス 依藤大樹
・トランペット 重井吉彦
・ホルン 橋本佑香
・トロンボーン 安井貴大
・ユーフォニアム 兼清颯
・チューバ 芝宏輔
・パーカッション 永野雅晴

ルヴァンメンバーは東京芸術大学の在学生・卒業生によって構成され、現在は都内のプロオーケストラなどで活躍しています。

また、アンサンブル・ルヴァンとしても普段から指導活動を多く行っており、指導力にも定評をいただいております。

アンサンブル・ルヴァンの吹奏楽指導はこちら
吹奏楽指導“ルヴァン・クラブ”

 

成果発表・講師演奏

講習会の最後には、講師演奏に加えて今年度は受講生による「成果発表」も行いました。それぞれの曲は、

 

(成果発表)

・管楽器:スウェアリンジェンの「コラール」

・打楽器:講師永野が作曲した曲「クラッピング」

(講師演奏)

・「ジブリメドレー」より(管打楽9重奏)

・ラデツキー行進曲(管打楽9重奏)

 

とバラエティに富んだプログラムで聴きに来てくださった保護者の方や聴講生に聞いていただきました。

成果発表前には「コラール」の練習も受講生で行ったのですが、色々な学校の生徒さんが集まって最初に音を出した瞬間は、会場が一体となりとても素敵な音が生まれていました。

 

まとめ

夏休みのコンクールが終わって間もないこの時期に、新体制のスタートとしてこういったワークショップに参加する意義はとても大きいと思います。

吹奏楽部は、サッカーや野球といったスポーツのように、他の学校と直接関わる機会があまり多くありませんが、そういう点でも、自分の奏法を確認するだけでなく、吹奏楽を通して他の学校の生徒との交流が持てる場は本当に貴重だと思います。

前回の記事でも書きましたが、吹奏楽に携わっている子どもたちには年に1回でも良いのでぜひプロのレッスンを受けて欲しいと思います。普段の奏法を確認したり、専門的に悩みを解決してもらえる場が、できるだけ多くの子どもたちにあることを望んでいます。

もちろん学校ごとでレッスンを受けるにはお金もかかります。しかし、今回の北区文化振興財団ように行政が主催をしてくれることで「無料」で講習会を開くこともできるので、財団の方のお力は本当にありがたいことだと今年も感じました。

次回は、12月26日にアンサンブル・ワークショップとしてココキタにて開催予定ですので、アンサンブルに興味のある人はぜひ参加してください!