2019年6月8日(土)。柏市立名戸ヶ谷小学校にて全学年を対象とした芸術鑑賞会を行わせていただきました。
こちらの学校の教務主任の先生が、当団体のホームページを見つけて「ともに創る芸術鑑賞会」というワードに惹かれました。うちの学校でもぜひお願いします。と5月初旬にお電話をいただき実現しました。
当日学校の控室に入ると黒板にこんなメッセージが。
今年はご縁あってたくさんの学校に呼んでいただいておりますが、こうした何気ないお出迎えは生徒さんとのつながりを感じることができ、とっても幸せな気持ちになります。
今回は藝大時代の同期に当たるフルートの満丸彬人(名古屋フィルハーモニー)、クラリネットの須東裕基(東京シティフィルハーモニー)にも出演してもらい同期中心のメンバーでお送りしました。
こうしてプロオーケストラで活躍している仲間と卒業後も一緒に活動できるのもEnsemble Leventの魅力の一つだと思います。
当日に向けて教務主任の先生や音楽専科の先生との打ち合わせを重ねて「体験型の芸術鑑賞会を創ろう」ということでかなり盛りだくさんのプログラム構成になりました。内容は各演奏の他に
・子供の語り(+演劇)と音楽とのコラボレーション
・生徒合唱「にんげんっていいな」とのコラボレーション
・器楽クラブとの「宝島」「校歌」コラボレーション
・ボディーパーカッションとのコラボレーション
と1時間強のプログラムに多くの体験型プログラムを詰め込んでの芸術鑑賞会になりました。
特に今回私たちEnsemble Leventにとっても初めての試みとなった「語りとのコラボレーション」では“名戸ヶ谷小にっぽん昔ばなし”と題してとても面白い共演が実現しました。
今となっては録音録画がないのが悔やまれるのですが…
冒頭クラリネットソロによる『オープニングテーマ』で始まり
『桃太郎』、『浦島太郎』、『金太郎』のお話+演劇に私たちが生で音楽を加えていき
最後は生徒全員による『にんげんっていいな』の合唱で締めくくる
という内容でお送りしました。
この企画は音楽専科の先生が演劇も堪能だったこともあり「ぜひやりたい!」ということになり限られた時間の中で昼休憩などを使って劇の練習をしてくれていたのだそうです。
当日は低学年から高学年まで微笑ましくも立派な語りと劇を披露してくれて私たちまで幸せな気分になりました。
私たちEnsemble Leventの芸術鑑賞会では単なる公演ではなく当日に向けて楽しみになるよう「ともに創る」ということを大切にしています。
今回の企画はまさにそれを実現したかのような企画で、終演後のアンケートでも生徒さんはもちろん、教職員の方々、学校公開で見にこられていた保護者の方からも大変好評をいただくことができました。
こういった企画が実現するのは、やはり生徒さんのことを一番よく理解している学校の先生方の想いが形になるからだと思います。
名戸ヶ谷小学校のとっても素直で純心な生徒さんたちと、そこに熱意を持って教育に取り組まれている素敵な学校でこうした体験をさせていただき私たちもとても幸せでした。
本当にありがとうございました。