2019年6月15日(土)。先週の柏市立名戸ヶ谷小学校での芸術鑑賞会に続いて埼玉県開智学園総合部に伺って芸術鑑賞会を行わせていただきました。
実はこの開智学園さんは当団体Ensemble Leventが4年前に初めて芸術鑑賞会をさせていただいた学校でもあり今回こうしてまた呼んでいただくことができとても光栄でした。
開智学園では毎回Ensemble Leventのオリジナル編成でもある13人編成(管楽器各種1本+打楽器2名)で公演をさせていただきます。
今回は「踊りの音楽」をテーマに全ての管楽器を使いながら、アンサンブルあり吹奏楽曲ありのプログラムをお届けさせていただきました。
ちなみにメインは吹奏楽の大家A.リードの「アルメニアンダンスパートⅠ」を演奏しました。
そして私たちEnsemble Leventの芸術鑑賞会の特徴でもある「ともに創る」に関しては学校から最初にいただいた鑑賞会のテーマ「音」を題材にした企画として、“開智学園の「音」”という企画をさせていただきました。
この企画も今回初めて試みた内容だったのですが、
①生徒さんから事前授業で学校で聞こえる音を集めてもらう
②その音の素材を元に作曲家に曲を依頼する
③開智学園の校歌にその素材の音を加えて当日お披露目する
というあまり聞いたことのないかなり意欲的な企画になりました。
作曲は打楽器奏者で作曲家として活動しておられ、私たちEnsemble Leventにとっては藝大の先輩にあたる濱口大弥さんに依頼させていただきました。
かなり無茶苦茶なお願いだったにも関わらず快く引き受けてくださり「School Life Variations」という素晴らしい作品に仕上げていただきました。
チャイムの音やシャトルランの音、バスケットボールをつく音…など
曲のいたるところに生活で耳にする音が散りばめられながら最後はシンフォニックな校歌で締めくくるという構成のこの曲は、公演後いただいた生徒さんからのアンケートでも大好評でした。
公演後、何人かの先生とお話させていただいたのですが
「4年前に比べて圧倒的にパワーアップしていた」
というお言葉もいただけて非常に嬉しかったです。
こうして一つの学校に戻ってこれることは私たちにとっても励みになりますし、本当に幸せなことだなと今回改めて感じました。
開智学園の生徒ならびに教職員のみなさん、ありがとうございました。