年度代わりの4月。

指導している学校の顧問の先生から素敵なメールを頂いたのでここに残しておきたいと思います。

こちらの学校は吹奏楽指導経験がほとんどない顧問の先生が、私たちの団体の吹奏楽指導サービス”ルヴァン・クラブ”を見つけてくださり、2年間にわたって指導をさせていただいております。

この度、顧問の先生が異動されるにあたり、今までのお礼ということでメールを頂きました。

 悩みの底にあった私に、救世主のように〇〇中に現れてくださったのがルヴァンさんです。
私にとっての〇〇中での3年間は完全に修行でした。

 吹奏楽から逃げない。

 吹奏楽のサポートがOBと保護者でバッチリしてあり、顧問に要求してくる。これは本当に吹奏楽が盛んなところにある大きなプレッシャーだと思います。自分の力で引っ張っていける顧問は良いですが、ピッチと言われても分からない、というレベルの顧問には本当に辛いです。でも、長時間の練習を課する吹奏楽に、熱心な部員がいれば、なんとかしてあげたい。そんな逃げられない、けどどうしてあげたらよいのかわからない、批判は来る、そういう中で、希望をルヴァンさんが与えてくださいました。

私も必死で求めて良かったと思います。

 この修行を抜けなければ、あらゆる部活顧問の悩みも分からない管理職になったと思います。

 私としては、吹奏楽を楽しむことが少し出来るようになりました。
プレッシャーと自分の能力のなさにほんとに生徒の前に立つのが苦痛でしたが、大分、楽しめるようになったのが大きな収穫です。
本番だけは以前から好きなのですが、定演は大変でしたが、とても楽しかったです。

 これからの時代、外部指導員はとても大事ですから、アンサンブル・ルヴァンさんの活動がもっと浸透していけるといいのですが。そのためには、保護者の理解も大事ですね。やはり習い事にお金がかかるように、部活でも専門家にならうのですからレッスン代は必要です。

 私も副校長の立場で少しずつそういう意識改革ができるよう、働きかけていきたいと思います。どうぞ、今後、更にご活躍してください。

本文にもありますが、この顧問の先生は新天地で副校長先生という管理職の立場になられました。こうして、子どもと真剣に向き合い、部活の顧問もやり遂げた素晴らしい先生だからこそ、この先もきっと素晴らしい学校をつくっていかれることと思います。

素敵な先生に出会うことができて良かったと感じた、そんな出来事でした。