当団体アンサンブル・ルヴァンでは、これまで多くの学校で音楽鑑賞教室(芸術鑑賞会)を行なってきましたが、その中でも様々なご縁が重なって「小学校」での演奏機会が比較的多くあります。

先日も、とある小学校の先生から当団体の音楽鑑賞教室(芸術鑑賞会)にお問い合わせをいただき、初回の打ち合わせに行ってきたのですが、その際

「どうして当団体を選んでいただいたのですか?」

とお尋ねしたところ、

「ともに創る」という部分に惹かれました。

というお答えをいただきました。

その学校さんでは、

「音楽鑑賞教室を通して、子どもたちに“表現する楽しさ”を身につけてほしい」

とお考えになられていたそうで、それに伴いなるべく“体験ができる”音楽鑑賞教室の公演を探しておられたのだとか。

そこで私たちアンサンブル・ルヴァンのホームページを見つけていただいたのだそうですが、私たちルヴァンの音楽鑑賞教室(芸術鑑賞会)では、先生方との十分な打ち合わせを重ねた上で公演を行う「ともに創る芸術鑑賞会(音楽鑑賞教室)」を、音楽鑑賞教室の新しいカタチとして掲げています。

これは、決まったプログラムを演奏することの多い音楽鑑賞教室には少し珍しいカタチかもしれません。

この「ともに創る芸術鑑賞会(音楽鑑賞教室)」はもともと

「学校のことはその学校の先生が一番よく知っている。」

「それなら学校の先生の意見も聴きながら一緒に創っていくべき。」

という考えから生まれたもので、「ともに創る」ことを通して、音楽鑑賞教室を単なるコンサートではなく、子どもたちの記憶に残る時間にしたいという想いがあります。

実際に、これまでもたくさんの先生方と打ち合わせを重ねながらオリジナルのプログラムを創ってきました。その一部例を挙げると、

・Believeを一緒に歌う

・楽器体験をする

・指揮者体験をする

・ボディーパーカッションを全校生徒でやる

・学校のバンドと合同演奏する

・学校のブラスバンドで演奏している曲を曲の途中に入れる

・学校の校歌を演奏してその楽譜をプレゼントする

・子どもたちの演奏にジャズ風のアレンジ伴奏をつける

などがありました。

中には、比較的定番の企画もありますが、私たちだけでは考えつかなかったような企画も先生のお声から生まれて、私たちも毎回新鮮な気持ちで楽しませていただいています。

こうして先生と「ともに創り上げ」た企画は、実際に公演の当日も子どもたちのたくさんの「笑顔」に繋がっているように感じます。

多くの小学生が「音楽鑑賞教室」を経験し、オーケストラや室内楽まで様々な音楽に触れると思いますが、なかなか大人になった時には記憶に残っていないことも多いような気がしています。

せっかく学校に演奏に伺うのであれば、私たちの音楽も一つの体験として子どもの記憶に残っていけたら。

私たちアンサンブル・ルヴァンでは、そんな子どもの心に寄り添うことのできるような音楽鑑賞教室をお届けしていきます。