2019年6月19日(水)

カナダにあるセントジョンズスクール(ST. JOHN’S SCHOOL)から旅行代理店株式会社MYKエンタープライズ様経由でご依頼をいただき、ワークショップならびに都内高校との合同コンサートを企画させていただきました。

企画は、セントジョンズスクールのブラスバンド部の生徒さんに対する各パートレッスンと当団体の吹奏楽指導「ルヴァン・クラブ」指導校の一つでもある東洋大学京北中学高等学校さんとの合同演奏会を企画するという大きく分けて二本立てで行い一日の中に凝縮した内容にはなりましたが非常に有意義な時間を過ごすことができました。

外国の高校生へのレッスンというのは私たちにとっても初めての経験で言葉の問題など色々と心配もあったのですが、いざ始まってみると文字通り「音楽に国境はない」ということを感じた素敵な企画になりました。

合同のミニコンサートでは各学校のバンドによる演奏と、合同演奏での「ハイランドカテドラル」を演奏しました。

どちらの学校も20〜30名程度のバンドだったのですが、リハーサルで総勢50人が一堂に会した時はなかなか壮観でした。

ちなみに、カナダの高校の吹奏楽(ブラスバンド)は日本の吹奏楽部とは少し違っていてそういった違いも面白かったです。

編成もヴァイオリンやエレキベースなど日本ではあまり見ない楽器が入っていたり、演奏する曲もクラリネットやサックスをソリストとしてフィーチャーした曲、しかもソロをする生徒さんは吹き振りをしているなど日本の吹奏楽部ではあまり見ない光景がとても新鮮でした。

顧問のブライアン先生も非常に気さくな方で生徒さんがのびのびと音楽をしている様子はきっと日本の生徒から見ても刺激的だったんではないかと思います。

それにしても若い世代というのはやはりすごいなと思うのですが、

公演が終わってセントジョンズスクールさんが次の予定に学校を発つまでの短い時間でカナダと日本の学生がたくさんコミュニケーションを取っていたのには非常に驚かされました。

大人になるとどうしても「英語が話せないから…」という理由で億劫になってしまいがちですが、同年代というだけであそこまで瞬時に仲良くなれる様子を目の当たりにして企画していた私たちも大切なことを学ばさせてもらいました。

最後になりましたが、今回慣れない私たちに対して色々とご対応くださったMYKエンタープライズのみなさま、合同公演を快く引き受けてくださった東洋大学京北中学高等学校の教職員の方々や吹奏楽部員にも改めて感謝したいと思います。

本当にありがとうございました。