Ensemble Levent(アンサンブル・ルヴァン)のメンバーで開智学園総合部セカンダリーにお邪魔して芸術鑑賞会を行ってきました。
こちらの開智学園は先週に続いて2度目の訪問です。
(先週の記事はこちら→芸術鑑賞会|開智学園総合部プライマリーに伺って)
今回の対象学年は小学校5・6年生と中学校1・2年生で、開智学園ではセカンダリーと呼ばれています。その4学年約400人に向けて、90分の演奏会を行いました。
編成は、
フルート
オーボエ
クラリネット
ファゴット
サクソフォーン
トランペット
ホルン
トロンボーン
ユーフォニアム
チューバ
を各一本ずつ(トランペットのみ2本)で、
そこに打楽器奏者2人を加えた合計13人の管打楽室内合奏団。
プログラムは、
・吹奏楽オリジナル曲
・オーケストラ曲
・金管アンサンブル曲
・木管アンサンブル曲
といった編成もジャンルも様々な曲目に加え、
・生徒バンドとの合同演奏
・楽器体験
・ボディーパーカッション
の参加型プログラムも取り入れたオリジナルのプログラムとなりました。
約1時間30分にも及ぶ公演は、演奏者にとっても聴く側にとっても大変中身の濃いものだったと思います。
年齢的にもなかなかクラシック音楽などに興味をもちづらい学年である上に、体育館での開催ということもあり、生徒さんの集中力が保てるか心配だったのですが、アンケートを見る限り最後まで楽しんで聴いて頂けたようで、安心しました。
プログラムの最後には、自然と湧き上がるアンコールの声まで頂いて、とても幸せでした。
そもそも、Ensemble Leventとして芸術鑑賞会を始めたきっかけに、
『もっと面白くて、“良いもの”を生徒に提供したい』
という思いがありました。
芸術鑑賞を行っている団体の公演を何度か見させて頂く 中で、
『演奏の質が低い』
『惰性・マンネリ』
『馴れ合い』
のようなものを個人的に感じる団体も正直、いくつか見ることがありました。
確かに、芸術鑑賞会の場合、こちらから出向いて演奏をする場合も多いので、演出面など、普通のクラシックのコンサートとは少し違ったアプローチの仕方も必要だとは思います。
ただ、それが行き過ぎて
演出>演奏
になってしまっては、やはり意味がありません。
今回芸術鑑賞会を行って改めて肌で感じたことは、
本当に良い音楽を提供できれば、中途半端な演出をしなくても生徒にはちゃんと伝わる。
ということです。
小学生や中学生の反応は、よくも悪くもとても素直です。
少しでも、面白くなくなってくると集中力が離れていくし良い曲や良い演奏だと食いつくように聴いていくれます。
そういう素直な年頃の子供たちにこそ、変に『媚び』ることなく、シンプルに“良いもの”を提供していきたいと思っています。
こうして、たくさんの生徒さんに興味を持ってもらいながら、公演できたことはとても楽しい機会となりました。
開智学園総合部セカンダリーの教員・生徒のみなさん本当にありがとうございました。