吹奏楽クラブチーム発足

本気で吹奏楽をする。中高生の夏。ルヴァンとともに

2025年春。アンサンブル・ルヴァンが生み出す中高生(小学生も可)のための“吹奏楽クラブチーム”が発足しました。

埼玉浦和を拠点として、2023年から1年半の準備期間を経て2024年度後期にソフトランディングを開始。

2025年4月(2025年度)に本格的に活動をスタートいたしました。

現在は、埼玉大学教育学部附属中学校の吹奏楽部を母体として活動をさせていただいておりますが、学校(大学含む)とも協力の上当該校以外の生徒さんでも活動ができる形となりました。

このクラブチームが、吹奏楽や楽器、そして音楽を好きになった子どもたちにとって、“本気で音楽(吹奏楽)に向き合うことができる一つの場所”として「選択肢の一つ」になればと思いますので、興味のある人はまずは活動見学に来てみてください。

 

〜以下は、保護者の方向け文章です〜

以下は、現在の吹奏楽の実情についての保護者の方向けの内容となります。具体的な活動について知りたい方はこちらをクリックしてください。ページ下部にアクセスいたします。

 

現在の吹奏楽部が抱える悩み〜背景〜

文科省の通達もあり吹奏楽部をはじめとした部活動の外部移行化が本格化しております。そういった行政的な背景のほか、現在の日本の吹奏楽部が抱える状況をまとめてみました。

1.部員数の減少、小編成化

ひと昔の吹奏楽部と言えば30〜50名が当たり前といった様子でしたが、昨今は部活動の多様化や少子化の影響もあって10名前後(以下)といった少人数の吹奏楽部も増えてきました。

そういった学校現場の実情に合わせて、各出版社からも小編成版(フレキシブル版)の楽譜が多数出版され、吹奏楽部は多様化していると言えます。

その中には少人数ながら素晴らしい音楽を奏でてくれるチームも生まれており、子供達の可能性を感じるわけですが、やはり少人数での活動にはそれなりにストレスもかかるため、学校によってはそのまま活動自体が縮小していき場合によっては廃部となってしまうようなケースもあるようです。

かくいう私たちEnsemble Levent(アンサンブル・ルヴァン)も13名で吹奏楽の大曲に挑むという団体で、そういった小編成の部活動(学校)を応援させていただいておりますが、やはり業界全体の部員数の減少やそれに伴う問題を強く感じます。

2.部員数の二極化

前項にも影響しますが、結果的に(特に高校)

・少人数の学校(公立などに多い)

・大人数の学校(力を入れている私学に多い)

といった二極化も起きているように感じます。

部員数全体の母数が少なくなっているものの、いわゆる強豪校といった学校の部員はそれほど人数が減っているようには思えません。

ある程度『吹奏楽をやりたい!(浸かりたい)』と思った生徒は進路選択の際に、部活動が活発な学校を選ぶため、結果的にそれ以外の公立学校の部員が少人数となったのだと思います。

 

3.活動全体の圧縮(教員の業務軽減・外部移行)

吹奏楽人口の減少(そうは言ってもまだまだ人口は多いのだと思いますが)の問題は業界的にも由々しき問題であり、私たちルヴァンとしてもこの問題に何かできることがあるのならと思っていました。

長年吹奏楽部の指導に関わってきていて感じることの一つに

・顧問の先生の温度差

があります。昨今「教員の業務負担軽減」が問題となっており、その業務負担の一つに「部活動」も挙げられています。

これについては、今まで(それこそ無償で)私たちを育ててくれた学校の先生方の偉大さを感じるばかりですが、先生方の職場環境を守るためにも良い形で見直されれてばと思います。

もちろん教員を目指される方の中には「部活動を生徒とやりたいから」というタイプの先生方もいるのですが、結果として現代では

・部活動に対して前向きな先生

・部活動に対しては一線を引いて関わる先生

に分かれているように思います。

決してどちらが良い、悪いではないと思いますが

やる気のある生徒 × 部活動に対して一線を引いて関わる先生

の組み合わせが起きてしまうと両者ともに不幸になっている現場には私たちも出会ってきました。

活動全体の「熱量」といった気持ちの部分もそうですが、文科省からの全体指針としての「活動日に対する制限」もあり、全体的に部活動としては活動が圧縮しています。

 

(以下は、参加希望者の方向け内容です)

新しい“吹奏楽”の形〜現状に対するひとつのこたえ〜

そういった現場の悩みや、実際に私たちが出会ってきた生徒さんたちの声を受けて、兼ねてより『吹奏楽のクラブチーム』の必要性は私たちも感じていました。

その中でご縁をいただきスタートした埼玉大学教育学部附属中学校様との業務提携。

これも何かの機会と、2024年度後期から少しずつ既存の吹奏楽部の移行という形でスタートさせていただきました。

それまで学校の特性もあって部活動の活動時間が少ない(平日2〜3日程度各1時間・土曜日半日)同校でしたが、いざクラブ化がはじめまるとこれまでたまっていた練習への気持ちが爆発したのか生徒の活動意欲は凄まじいものでした。

結果も、

・アンサンブルコンテスト金賞

・ソロコンテスト地区大会通過(本選出場)

といったこれまでの同校の成績から見ても飛躍的なものとなり、改めて子どもの“本気”を感じたとともにクラブ化に対しての可能性を感じることとなります。

そういった生徒さんたちの可能性にも活動の確信も感じつつ、改めて2025年度からの本格移行へと至りました。

このクラブ化が吹奏楽に本気になりたい子どもたちの一つの「答え」となれば嬉しく思います。

 

EL吹奏楽クラブチームについて

EL(Ensemble Levent)吹奏楽クラブチームの活動概要は下記のとおりです。

現在は、活動の性質上同校の吹奏楽部(既存メンバー)の活動を優先しつつおこなってまいりますので、ご理解の上ご参加ください。

概要

活 動:吹奏楽活動をしたい中高生のための吹奏楽クラブチーム活動・各種コンクール等に出場もしていきます。

場 所:埼玉大学教育学部附属中学校音楽室

活動日:土曜日午前中(原則固定)・土曜日午後や日曜日(月2回程度)

活動費:8,000円(自分の楽器を持っている方は7,000円になります)

講 師:アンサンブル・ルヴァン各講師(詳しくはプロフィール等をご参照ください。合奏レッスンのほか各パートレッスンがあります)

在籍人数:30名(2025年5月現在)

活動実績:

・第48回埼玉県アンサンブルコンテスト中央支部大会打楽器三重奏 金賞(同校10年ぶり以上の金賞となりました)
・第48回埼玉県アンサンブルコンテスト中央支部大会木管打楽器6重奏 銀賞

 

 

対象:どんな部員に来て欲しいか?

EL吹奏楽クラブチームでは、下記のような本気で音楽をしたい仲間を募集しています。

  • 自分の学校の吹奏楽部員が少なくなってしまっている。(自身の所属校と並行しての活動も可能です)
  • もっと本気で吹奏楽をしたい。本気で取り組む仲間に出会いたい。
  • プロの指導を受けて自分の楽器を磨きたい。(音楽高校や音楽大学受験を考えているメンバーもいます)
  • 新しいことに挑戦したい。(新しい吹奏楽。一緒につくってみませんか?)`

対象学年は小学生3年生〜高校3年生までとさせていただいておりますが、その他の学生(小学校低学年・大学生等)もご入会可能ですので詳しくはお問い合わせください。

また、現在は中学生がメンバーの中心となっており2025年度の吹奏楽コンクールには埼玉県中学生部門に出場しております。

 

そのほか

楽器貸出について:楽器については貸し出し楽器もございますのでご安心ください。また入会にあたり購入いただく場合は講師が選定させていただきます。

活動体験について:興味のある方は最新の活動日をお知らせいたしますのでご都合の良い日程にて一度活動体験にお越しください。(楽器の貸し出しも可能です。)

参加について:原則保護者の方の同意が必要となります。詳しくは活動体験参加いただいた際にお話させていただきます。

 

<吹奏楽クラブチームご入会方法>

①ご入会希望・ご検討の方は「EL吹奏楽クラブチーム体験入会申込みフォーム」にご入力ください。

②クラブ活動実施日に活動体験にお越しください。(ご希望の場合は事前にオンライン等でのご説明会も可能です)

③正式に入会となり活動に参加していただきます。

 

体験レッスン申し込みフォーム

 

おわりに

埼玉発・埼玉初の本格的クラブチーム

埼玉県浦和を拠点とする吹奏楽クラブ