今日は、北区文化振興財団が主催しているスクールコンサートの一環として、北区立柳田小学校に伺いました。
土曜日の授業公開日ということもあり、会場の体育館には生徒さんの他にもたくさんの保護者の方がいらっしゃり、体育館が熱気に包まれていました。
全体的にとても歌が好きな生徒さんで、一緒に歌った「BELIEVE」では、低学年は元気いっぱいに、中高学年は素敵な歌声で合唱を聴かせてくれました。
また、演奏を聴いている時でも、ジブリなど知っている曲があると、どこからともなく歌が聞こえてきて、気づくとそれが体育館中に響き渡っていて、演奏しながらも素敵な時間を楽しませてもらいました。
今回、公演のメインに取り上げたのがサン=サーンスの「動物の謝肉祭」。
元々は、全14曲からなる組曲ですが、1曲1曲がキャラクターに富んでいて、小学生にも楽しんでもらえるかな?ということで、ルヴァンの芸術鑑賞会(スクールコンサート)でも初めて取り上げました。
取り上げたのは、
・「序奏と獅子王の行進曲」 (Introduction et marche royale du lion)
・「象」 (L’éléphant)
・「化石」 (Fossiles)
・「終曲」 (Final)
の4曲。象ではチューバ(原曲ではコントラバス)、化石ではシロフォンと、それぞれに活躍する楽器があって聴きやすいこの4曲を選びました。
他のプログラムの時は、体を動かしながら聴いたり、歌いながら聴いたりと楽しく鑑賞してくださっていた生徒さんたちでしたが、この「動物の謝肉祭」の時だけは、低学年も高学年も食い入るように聴いてくれていたのが印象的でした。
大人が聴いても楽しめる「動物の謝肉祭」ですが、小学生が聴いてもきっと色々な発見があるんだろうと思います。多くの生徒さんが興味を持って聴いてくれてたようで、今回取り上げて良かったと思いました。
“クラシック”というとどうしても難しいイメージがある人も多いと思いますが、「動物の謝肉祭」のような聴きやすい曲を通して、クラシック音楽の世界にも興味を持ってもらえればとても嬉しく思います。
北区立柳田小学校のみなさん、ありがとうございました!
写真は、終演後に公演した7人のメンバーで撮った一枚です。