Ensemble Levent Wind Quintet(木管5重奏)
都内のプロオーケストラ等に所属するメンバーをはじめとし東京藝術大学卒業生によって2014年に結成された管打楽合奏団Ensemble Levent(アンサンブル・ルヴァン)の木管5重奏。木管5重奏の魅力に迫るレパートリーをはじめ、港区文化芸術活動サポート事業として開催してきた尺八奏者・寄田真見乃(よりたまみの)との能楽堂公演は過去4回、能楽師、和太鼓とも共演しながら、新しい音楽への可能性を模索する活動を行ない、好評の声をいただいてきた。
Flute/石田彩子(第2回アジアフルートコンクール第1位)
Oboe/佐竹真登(日本フィルハーモニー交響楽団)
Fagott/大内秀介 (日本管打楽器コンクール第1位、日本フィルハーモニー交響楽団)
Clarinet/西澤いずみ(フリーランス奏者)
Horn/能瀬愛加(フリーランス奏者)
永野雅晴(和太鼓)
愛媛県出身打楽器奏者。Italy percussion competitionスネアドラム部門1位無しの2位。第12回現代音楽コンクール”競楽”において、審査委員特別奨励賞受賞。和太鼓奏者としては、林英哲風雲の会としてヨーロッパツアーに参加し祝祭大劇場や楽友協会、またベルリンフィルハーモニーなど、12ヶ所でソリストとして和太鼓を演奏する。近年は創作活動にも力を入れている。
寄田真見乃(尺八)
8才より尺八を始め、15歳(高校1年)より、元アメリカ・オバーリン音楽院客員教授 谷口嘉信氏(琴古流洗心窟大師範)に師事。琴古流尺八・仏教尺八・禅尺八及び尺八学全般を学ぶ。
同時期、人間国宝 二代目 青木鈴慕氏に「琴古流尺八本曲」や「三曲合奏曲」などの直伝を受ける。さらに、世界的尺八奏者 横山勝也氏に「古伝尺八本曲・海童道(わたづみどう)道曲」や「吾妻流本曲(福田蘭童曲)」や現代曲等、鎌倉時代から続く明暗流41世児島抱庵氏の薫陶直伝を受け、各師から賞賛を受ける。
異例の16歳で全国最年少の琴古流大師範を允許。(前年に、都山流師範に最年少で登第)
3年連続で全国高校総合文化祭に出場し、人間国宝 山本邦山師ほか各師に讚称を受ける。
2009年、東京藝術大学(音楽学部 邦楽科 尺八専攻)入学。
当時すでに、古伝尺八本曲(海童道道曲・普化禅尺八本曲・琴古流尺八本曲・根笹派錦風流尺八本曲)を修了、古伝尺八本曲の秘伝秘手も全て習得。
2010年、デビューシングルCD『初音』を発刊、アメリカ最大の楽器博物館『MIM』に展示される。
2011年、プラハで開催の『Japonský den 2011』に参加、チェコ音楽博物館で駐チェコ共和国日本国大使同席のもと演奏。国営チェコTVでも演奏し、ヨーロッパ各地で放映される。
2017年、DHCシアター『未来への伝統』に出演、ANAの国際線で放映される。
同年、MIHO MUSEUMで『春の夜間特別開館 寄田真見乃 尺八リサイタル』を行う。
2021年、東京フィルハーモニー、 太鼓芸能集団 鼓童等とオープンワールド型PRG原神のイメージ曲制作に参加。
同年、世界的な舞踏家 田中泯の公演『“音の気持とオドリの気持” -オドリ聞コエテ音見エル-』にピアノ奏者 森本ゆり氏とともに参加。
◆『NHK邦楽オーディション』に合格。
◆『青山音楽賞・新人賞』を受賞。
◆ 2年連続で『文化庁芸術祭参加公演』の承認を受け、京都・金剛能楽堂、京都・青山音楽記念館バロックザールで『文化庁芸術祭参加公演 寄田真見乃リサイタル』を行う。
◆『令和元年度 京都市芸術新人賞』を受賞。
◆『令和4年度 京都府文化賞奨励賞』を受賞。
石森裕也(石森社中):寿獅子(獅子舞)
幼少の頃より地元の祭囃子に触れる。
東京藝術大学音楽学部邦楽科邦楽囃子(笛)専攻、同大学院修士課程にて邦楽囃子の研究に努めると共に長唄等の囃子を学び、長唄の会や日本舞踊の会に出演。
2014年【藝大21 第8回「奏楽堂企画学内公募」最優秀企画】に選ばれ、里神楽や祭囃子など日本の郷土芸能を中心とした神楽面舞台『白頭稲荷祭禮絵巻』を企画し、作・演出。
2017年 千葉県市川市に鎮座する葛飾八幡宮の十二座神楽の復活プロジェクトに参加し、曲の復元や舞を指導。
2018年アニメーション映画『若おかみは小学生!』に神楽シーンで音楽出演。
2019年公開映画『楽園』にて、杉咲花さんに楽器指導。
令和元年11月9日、天皇陛下御即位お祝い【国民祭典】祝賀式典にて『奉祝演奏~大田楽~』に演奏出演。
NHKでは、時代劇「風の通り道」「善人長屋」「大奥」での演奏出演や楽器指導。
大河ドラマでは、「軍師官兵衛」「江」「麒麟がくる」、只今放送中の「どうする家康」に楽器指導や演奏で出演。